「そこにシワがあるから・・・」
エクストリームアイロニングジャパンへようこそ。
エクストリームアイロニングとは、山や海、川などの厳しい自然環境下において、アイロン台を出し、涼しい顔で平然と服にアイロンを掛けるという、なんともスタイリッシュ(?)な極限的スポーツです。極限でのアイロン掛けを行う場所としては、そこに到達するだけでも厳しい岩肌、海中、山頂、空中(スカイダイビング中など)、激流でのカヌー上、波乗りの最中、スキーの最中など、とにかく「極限下で」という事が絶対条件となります。
一見単なるバカに見えがちなエクストリームアイロニングですが、そこには強靭な肉体と精神、そして周到な準備と、アイロニングをする際に遭遇するその環境に精通する能力と経験が必要不可欠であり、その上ユーモアを理解し表現しうる高度なスキルも必要となります。同じ山に登っても、我々はそこでさらにアイロン掛けを行う。厳しい壁面にいても、我々はそこでもアイロンを掛ける。そうする事によって、周りの人達よりもさらに上の達成感を得る事ができ、そして動悸が激しくなるような究極の環境下でも平静でいられる鉄の平常心を持つことが出来る。それがエクストリームアイロニングのひとつの要素であると考えています。波乗りにしても、乗りながらアイロン掛けにトライすることは至難の技であり、カヌーで激流を下る最中にアイロン掛けをする行為は半端の無いエクストリームなチャレンジになります。常に人より高みを目指し、挑戦し続ける。そしてスリリングな極限の中にユーモアも忘れない。ただのパフォーマンスに見えがちなエクストリームアイロニングですが、この活動は禅の境地に近い精神鍛錬の場でもあると我々は考えています。でも相当な馬鹿であるという認識ももちろん持っています。ご安心下さい。
現在エクストリームアイロニングの活動は欧州中心です。イングランド、フランス、ベルギー、ドイツ、オランダ、クロアチア、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国、そして日本などで細々と地味に活動されています。このアジアで本格的に活動をしているのは我々EIJのみのようです。
エクストリームアイロニングは1997年にイングランドにて発祥しました。フィル・ショウというクライミングを趣味に持つ人が、天気の良い日に外でアイロンを掛けたのがきっかけです。現在は愛好者から競技として認知され、不定期ながら世界大会も開催されるようになりました。第一回大会はドイツのMunichという町で2002年9月に開催されました。1500mのコースの途中に5つのアイロン掛けポイントがあり、いかに上手に掛けたか(技術点)、いかにエクストリームに掛けたか(ビジュアル点)、そしていかに早くゴールしたか(タイム)、これらの総合点で優勝を争いました。それぞれのチェックポイントでアイロン掛けされたハンカチなどは、ドイツのクリーニング店協会から派遣された審査員らによって掛け具合がチェックされました。5つのアイロン掛けポイントは、フリースタイル(自由演技)、アーバンスタイル(街でのアイロン掛け)、ロッキースタイル(ロッククライミング時でのアイロン掛け)、フォレストスタイル(森でのアイロン掛け)、ウォータースタイル(川でのアイロン掛け)、これら5つです。2003年にはエクストリームアイロニング時の写真や映像を本部(ロンドン)で審査し、それでその年の優勝を決めるという画像審査方式の世界大会も開催されました。
EIJメンバーは現在全員20代〜30代のみで構成されています。実際に体を張ってエクストリームに取り組んでいるのはごく少数しかおりません。一歩間違えば大怪我に繋がりかねないエクストリームスポーツなので、常日頃スポーツに真剣に取り組んでいる方のみがメンバーとして認められます。皆どこかで「俺って馬鹿だなあ」となどと思いつつ、このスリルと馬鹿馬鹿しさの陰に潜む達成感と、極限状態でも不思議と気持ちの静まるこの馬鹿スポーツの虜になり、やっているうちにエクストリームアイロニスト化してしまったというのが実情です。メンバーの職業は一般会社員がほとんどで、他にも自営業、郵便局員、鍼灸師などもおり様々です。基本的には全員ジムなどで鍛え、エクストリームに備えた屈強なフィジカルを維持し、日頃行うアウトドアスポーツに一味違った「味付け」をする感覚で、それぞれが自分に合ったエクストリームアイロニングに勤しんでいます。
我々にとってのエクストリームアイロニングはスポーツ+アルファです。主目的になるスポーツがまずあって、それらをさらに難しく、そして楽しくする為の味付けとして取り入れるのがエクストリームアイロニングであると思っています。エクストリームアイロニングだけを目的に山に入ったり、海に行くような事はまずありません。なにかスポーツなどをしていて、その時に胸に込み上げてくるものがあって初めてアイロンを手に取るのです。EIJの多くのメンバーがこのような認識を持っています。 よって誰かに認めてもらいたい、目立ちたいなど、そういう部分は世界大会などの競技が目的な場合以外では考えておりません。自分のハードルの高さを認識し、自分でそれを超えるチャレンジをし、成し遂げる。それがエクストリームアイロニングなのだと思います。馬鹿ですが、無意味な事、馬鹿げた事に全力で取り組む事は、実は精神衛生上非常に大切であると我々は考えています。それによって真面目で現実的な日常とのバランスがとれることもあるのではないでしょうか。
今後、世界大会が開催されるなら、我々は競技としてのエクストリームアイロニングと向き合う準備も出来ています。エクストリームアイロニングによって精神面・肉体面で鍛えている我々は、欧州勢を抑えての優勝も十分可能であると自負しています。
よく「なぜこんな事をするのか?」という質問を浴びますが、それにはこう答えます。
「そこにしわがあるから」と。
!!Attention!!
安全最優先・許可が必要な場所では必ず許可を取る・周りの人を不愉快にさせるようなアイロニングは避ける、アイロニスト達は、これらのルールを絶対に守る必要があります。
実際に個人で掛ける方は、安全確保と、ルール徹底の程よろしくお願いします。
エクストリームアイロニングは鍛えられた大人のスポーツです。 X系スポーツを行いながらも、まだ余裕の持てる屈強な肉体と精神が無ければ、けっしてリアルエクストリームアイロニングには辿りつけないでしょう。
おふざけして安易に真似したりすると、思わぬ事故や怪我に繋がりかねません。
そして子供は特に真似しちゃいけません。これは危険なスポーツなんだという事を肝に銘じて、エクストリームアイロニングに接するようにしてください。
「安全第一で楽しく」がエクストリームアイロニングの基本理念です。 よろしくお願いします。
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